大径FeCoV磁性線における発電効率の検討
掲載日 2023年11月8日
発表者 重田隆明、田代晋久、直江正幸、脇若弘之
雑誌名等 電気学会研究会資料(マグネティックス/リニアドライブ合同研究会)、103-107、2023
概要

FeCoV磁性線は, ひねり応力を印加する事によって磁気双安定特性を有する事が知られている。直径1, 2, 3, 4 mmのFeCoV磁性線と, 直径0.1 mmのアモルファス磁歪ワイヤにコイルを巻回したときの出力電圧, 周波数特性の測定を行った。測定の結果, 磁性線の直径減少(加工率増加)に対応して高い出力電圧が得られた。周波数特性に関しては, 細い試料での実効透磁率低下が確認された。加工率に対応した残留応力の高低があるものと考えられ、実験結果との相関性について報告する。