硬磁性(CoPt,CoFe204)-フッ化物系ナノグラニュラー膜の残留磁化に伴うファラデー効果
掲載日 2023年10月10日
発表者 小林伸聖(のぶきよ)岩佐忠義池田賢司荒井賢一
雑誌名等 電気学会研究会資料(マグネティックス研究会)
概要

光アイソレータなどの磁気光学ファラデーデバイスには、組み込まれた磁気光学材料に磁場を印加する構造が必要です。 磁場の印加は、これらのデバイスの小型化と集積化の障害となります。ナノグラニュラー膜は、光通信帯域(1550nm)において Bi-VIGよりも最大40倍大きいファラデー回転角を示します。 ナノグラニュラー膜はサブミクロンから数ミクロンの厚さであり、光学デバイスの小型化・高集積化に貢献します。 本発表では、残留磁化を有する硬磁性を有するCo3Pt合金をグラニュールに用いた、 (CoPt,CoFe204)-フッ化物系ナノグラニュラー膜のファラデー効果について報告します。 これらのナノグラニュラー膜は、その残留磁化により磁場を必要とせずにファラデー効果を示します。