従来の（海中）磁気通信の受信用アンテナとしては一般的にコイルが用いられており、外部からのノイズを受け易く、また大型であるという課題があった。本発表では、当所で開発中の強磁性共鳴を利用した極めて高感度な磁気センサを受信用アンテナとして用いた磁気通信システムの基礎的検討結果について報告する。具体的には、磁気センサと通信システムの構成、原理、および実験結果、アナログ、およびデジタル（OFDM: Orthogonal Frequency Division Multiplexing）通信のPER: Packet Error Rate、通信距離などの評価結果について報告する。その他、当所で開発中の異常歩行を検知することが可能な靴センサシステムや高感度磁気センサを用いた位置計測システムを出展する予定である。