平成30年度トーキン科学技術賞受賞
掲載日 | 2019年4月26日 |
受賞者 | |
概要 | ナノグラニュラー薄膜は、マトリックス中に磁性ナノ粒子が分散した微細構造を有するが、その構造は作成条件に強く依存する。池田賢司主任研究員は、マトリックス層とナノ磁性粒子層を積層し、粒子間距離と粒径を独立に制御可能な新たな安定した作成法の開発に成功した。この作成法により、極めて鋭い強磁性共鳴線幅を有する磁性膜を実現するとともに、磁界で誘電率が変化する「トンネル磁気誘導効果」を見出した。同材料では透明強磁性体も得られ、巨大ファラデー効果が発現することも見出している。 トーキン科学技術賞は上記の研究成果に対し授与されたものである。 |