新機能性材料展2020出展
掲載日 2020年3月25日
発表者 丹羽英二
会場名等 東京ビッグサイト
概要

2020年1月29日~31日に東京ビッグサイトで開催された「新機能性材料展2020」に出展しました。
新機能性材料展は、高機能フィルムや機能性樹脂・添加剤など、世界を支える日本の最先端材料が集結する機能性マテリアルの総合展です。
(株)天童木工と産業技術総合研究所Clayteamは、国産のスギ材をアルミやPC/ABSなどの異種材料と接着した成形合板と繊維強化複合材を用いたマルチマテリアル航空機を初出展しました。
木製の操縦桿には、プロペラの回転を起動するスイッチとして当研究所が開発したCr-N薄膜ひずみセンサを装着しています。操縦桿を握って腕の重さがかかるとプロペラが回転します。
この仕組みは(株)イチネンケミカルズブースに展示しました。
Cr-N薄膜ひずみセンサ(絶縁膜に(株)イチネンケミカルズと産総研が開発した塗布型粘土絶縁膜「クレコート」を用い、ステンレス基板上にCr-Nひずみセンサ薄膜を成膜)を紹介しました。周辺回路から成るモジュールはジオマテック(株)が製作しています。
見た目に変形が生じたとは感じられない操作にもかかわらず明確な信号変化が得られることに興味を持つ来場者は多く、また、それを実現させる十分な絶縁性を持つ安価で簡便な塗布型粘土絶縁膜に多くの来場者が強く関心を寄せていました。