Care Show Japan2020ヘルスケアIT出展
掲載日 2020年2月17日
発表者 佐々木祥弘早坂淳一
会場名等 東京ビッグサイト青海展示場
概要

2020年1月28日(火)~29日(水)に東京ビッグサイト青海展示棟で開催された「Care Show Japan 2020ヘルスケアIT」に、当研究所の研究開発成果を集積した「靴センサシステム」を展示・実演しました。
この展示会は、「テクノロジーが変えるヘルスケアの未来」をモットーに、ケアの取り組みを成功に導くためのテクノロジーを紹介するもので、今回が5回目の開催になります。
当研究所が研究開発した靴は、歪センサとデータの通信機器を装備し、歩行の癖や足裏にかかる荷重分布及び変化を瞬時に可視化できる特徴を有しているものです。
展示会では、実際にこの靴を履いてもらい、ディスプレーに表示された歩容状態を見てもらいました。
本システムは、リハビリサポートやオーダーメード靴の設計などを支援することを目的としておりますが、当日の来場者様のお話から、その他に様々なニーズがあることがわかりました。本展示会で得られた情報を元に更に研究開発を進めて参ります。

歩行計測方法としては、一般的には床反力計と三次元動作解析装置を組み合わせたシステムが利用されておりますが、このシステムでは、使用できる場所が設置された所のみに制限されます。当研究所が開発した靴センサシステムは、特別な場所を選ばず、また他の特別な設備等も利用せず、自由に屋内外を問わず計測できます。この靴センサシステムには、特に製造業および医療・福祉関係の皆様を中心に、そのシステムやセンサ部分に注目が集まり、展示用の靴底(アウトソール)に埋め込んだセンサや回路の配置などを実際に手に取ってご覧になり、説明員に数多くの質問を頂きました。また、たくさんのご意見も賜りました。
2日間で当研究所のブースに約200社以上の皆様が来場され、十分なご説明に至らなかった点もあるかと存じますので、ご不明な点等ございましたら是非お問合せ頂けますようお願い申し上げます。