Giant Faraday Rotation in Metal-Fluoride Nanogranular Films(金属-フッ化物ナノグラニュラー薄膜の巨大ファラデー効果)
掲載日 2018年4月3日
発表者 Nobukiyo Kobayashi, Kenji Ikeda, Bo Gu, Saburo Takahashi, Hiroshi Masumoto, Sadamichi Maekawa
雑誌名等 英国科学誌「Scientific Reports(サイエンティフィック レポート)」(3月21日付)DOI:10.1038/s41598-018-23128-5
概要 ナノスケールの強磁性金属を透明な絶縁相中に分散させたナノグラニュラー膜を作製することで、従来の40倍(波長1550nmのとき)ものファラデー効果を示す薄膜材料を見出すことに成功しました。
鉄(Fe)-コバルト(Co)合金と、フッ化アルミニウム(AlF3)やフッ化イットリウム(YF3)のターゲットを用いたスパッタ法によりナノグラニュラー膜を作製すると、膜中のグラニュールとマトリックス界面でFe,Co原子の軌道磁気モーメントが増大し、巨大ファラデー効果が実現しました。