機能性ナノグラニュラー薄膜の研究開発の新展開
掲載日 2018年1月31日
発表者 小林伸聖
雑誌名等 Magnetics Jpn. Vol.12 No.6 応用物理(2017)202-296p
概要 本稿では、金属-絶縁体ナノグラニュラー薄膜の新規な機能性を紹介する。これらナノグラニュラー薄膜は、ナノメーターサイズの強磁性金属グラニュールが絶縁体セラミックマトリックス中に分散したナノ構造を有し、膜中のグラニュールの密度の変化によって,スピン依存トンネル効果に起因する磁気抵抗効果(TMR)、磁気-誘電効果(TMD)、および従来に無い新しい磁気光学効果などの様々な機能性を発揮する。ナノグラニュラー薄膜は、製造が容易で良好な再現性を有し、耐熱性にも優れており、高感度の磁気センサー(GIGS)として実用化されている。